2018S/S Solito【ソリート】入荷
こんにちは。
「いつ入荷するんですか?」との問い合わせに答えて、ついに入荷してきました。
Sartoria Solito【サルトリア・ソリート】のプレタポルテライン、Solito House esculusiva per Sharon【ソリートハウス・エスクルーシヴァ・ペル・シャロン】。
入荷のモデルをさらっとご紹介致します。
Loro Piana Super 150’S Wool 3B SUIT
ロロピアーナ社の「タスマニアン」スーパー150’Sを使用した3ツ釦シングルスーツ。
スーパー150’Sというとダメージ等気にしてしまうと思いますが、生地の滑らかなタッチに反して強度のある生地。
柔らかな着心地と上質感を感じて頂ける1着。
いわゆる「紺」色の代表的な色味。
濃すぎず、薄すぎずビジネスにおいては場所を選ばない使いやすい色味です。
スーパー150’Sなので光沢感はありますが、上質さが解る光沢感ですし、自然光ではあまり気になりません。
H&S PinStripe Wool 3B SUIT
名門H&S【ホーランド&シェリー】の生地を使用したグレーピンストライプ。
スーパー120’sの目付け265gくらいの軽めの合物ですので、春夏秋と3シーズンいける手堅い生地です。
実際見ると軽そうに見えません。
端正な1着。
H&Sの生地はまず既製品では出て来ませんが、オーダーにおいては非常に信頼のあるマーチャント。
特にナポリでは、どのサルトでも中心バンチとして置かれています。
サルトによってはスペシャルバンチが用意されているほどです。
英国らしい派手さのない、スーパー120’Sとは思えないほどしっかりとハリコシのある生地。
長年に渡って付き合うことのできる、信頼感を感じさせます。
サルト物は、使う人によっては10年以上持ちますからね。
H&S Twill Wool 3B SUIT
こちらもH&S【ホーランド&シェリー】の同じバンチからピックアップした、3ツ釦シングルスーツ。
先ほどのロロピアーナに続き、今季はネイビー無地のスーツを2型ご用意しています。
こちらは濃紺。
誠実な印象を与える1着。
ピンストライプと同じ、目付け265gの合物生地。
かなりハリコシを感じるので、300g近くある様な印象を受けると思います。
FLESCO Wool HopSack 3B SAFARI JACKET
春夏では定番とも言える、「フレスコ」生地を使用したサファリジャケット。
ドレッシーさとカジュアル感をミックスさせた、都会的な1着に仕上がりました。
背中のアクションプリーツに加え、ポケットにもプリーツを入れた、手の込んだ作り。
サファリジャケットはソリートでも世界初の試みとなります。
もちろんビスポークでも経験が無かったようなので、ゼロベースから形を起こしてもらった完全オリジナルデザイン。
ざっくりとしていながら、柔らかな生地感。
ウール100%ですが、ナチュラルなストレッチ感を感じていただける生地です。
最後にディスプレイ。
SUIT/Loro Piana Super 150’S Wool 3B SUIT
SHIRT/MONTESARO BUNKER STRIPE SHIRT
TIE/Giusto Bespoke Paisley TIE
気になる方は是非店頭までお越し下さい。
それではまた。
檀崎
MONTESARO TRUNK SHOW
こんにちは。
今週末4/13(金)・14(土)・15(日)の3日間、モンテサーロのオーダー会を行います。
今回のオーダー会から、選べる襟型をさらに増やしました。
また、前回のオーダー会からですが、袖やヨークのいせ込みの分量も調整できる様になりました。
それゆえ、オーダーではかなり色々なバリエーションの物を仕立てることが出来ます。
既製品ではシャロンのいわゆるオーセンティックなモデルが並びますので、自分らしいカスタマイズがお好きな方にはとても良いイベントです。
そこで、参考までにこれまでにスタッフが作った物をご紹介いたします。
ドレスシャツ
170双糸のモンテサーロバンチからピックアップ。
中々柔らかくて肌触りが気持ちいいです。
背中はヨークにいせ込みが大量に入るため、かなり動きやすくなります。
また、背中にダーツが入らないのがハウススタイル。
ネイビーのロンストは既製品でもあまり扱わないので、セレクトしました。
ボタンは最も高級な白蝶貝の平ボタン。
片手でも外しやすいです。
縫い方は「鳥足」が基本。
ドレスシャツなので、襟は2ミリのキワステッチに。
こちらの方がドレッシーで、襟が綺麗に見えます。
肩付けは、通常通り多めのいせ込みにしました。
ボタンダウン
モンテサーロ持ち生地バンチから、シャンブレーの様に見えるデニムをセレクト。
襟型は既製品では恐らく絶対出てこないであろう、ボタンダウン。
ちなみにこちらはえり先の長いロングポイントタイプ。
タイドアップの際にボタンを外して着る遊びを意識しました(笑)。
ステッチもBDなので5ミリにしてカジュアル感を。
こちらの袖付けは、通常よりも少なめのいせ込み量に調整して、ナチュラルな袖付けに。
カジュアルですので、あえてセクシーに攻めなくても良いかなと。
カジュアル
こちらも夏場のカジュアルを想定して、プルオーバーシャツを作りました。
いわゆる「ポロ」というモデルです。
生地は前回スペシャル展開していたカンクリーニのコットンリネン。
恐らくスタッフ全員オーダーしたであろう、超人気生地です。
襟型は規制品と同じホリゾンタルカラー。
ぬけ感があるので、ボタンを開けた時に綺麗なロール感が出ます。
裾の手縫いガゼット。
手縫い感満載です(笑)。
サイドスリットの長さは後ろの方が少し長くしています。
この他にもカフスのディテールを、ドレスでは既製品と同じ先窄み型にしたり、カジュアルでは一般的なシャツでのストレート型にしたりと遊んでいます。
全ての形を全く違う仕様に出来るのもオーダー会ならでは。
オーダー会において、ここまで多くの生地ブランドを選択できるところもそう多くありません。
というのも、そもそもシャツブランドは専用のバンチを用意しておりますので、どこの生地ブランドかは分からなかったりします。
そこを、モンテサーロ の場合は生地ブランドからバンチを送ってもらいますので、クオリティに偽りがありません。
それに、シクテス・ルビネリ・DJA【デイビット・ジョン・アンダーソン】共に既製品では確実に見ることはありません。
なぜなら、既製品に乗せてしまうとビスポークするのと変わらない価格帯になるからですね。
弊社では一般的ですが。
気になる方は、是非遊びにいらして下さい。
それではまた。
檀崎
Solito Wool×Mohair SUIT
こんにちは。
今期のソリートの入荷はいつですか?という問い合わせが増えてきました。
「もうそろそろですので、少々お待ちください」
というお答えをすることが、最近多いこと(笑)。
店頭のみ販売しているサルトリア・ソリートですので、店頭までお越し頂けないお客様とっては、どんな商品をご用意しているか解らない方も多いはず。
そこで少しずつ、今現在ご用意のあるラインナップもご紹介していこうと思います。
今回はこちらのスーツです。
Solito House esclusiva per Sharon【ソリートハウス・エスクルーシヴァ・ペル・シャロン】Wool×Mohair 3B SUIT
ウール70%、モヘア30%の混率生地を使用した春夏用のスーツ。
Holland &Sherry【ホーランド&シェリー】のバンチからピックアップしています。
ナポリサルトでは定番とも言えるほど、どこのサルトにも中心バンチとして置かれている非常に信用度の高いマーチャントです。
モヘア混の生地は適度なハリとコシがあり、綺麗にドレープラインが出る上、シワが入りにくいのが特徴。
オーダーでは仕立て栄えするため、どの職人もオススメする生地ですが、逆にプレタポルテではあまり見かけない生地でもあります。
何故、、なんでしょうかね。。
色味は濃すぎず、明るすぎずの良い塩梅のブラウン。
探しても中々見つからない色味です。
非常に落ち着いてしまう色味なので、着る人が限られてしまうブラウンですが、この色はどこか若々しさを感じさせます。
枯れた色というよりは、むしろ清潔感を感じさせる色味です。
「オーダー会をやっているのに、何故プレタポルテをやっているんですか?」
と良く問い合わせを頂きますが、オーダーは出来上がりを見るまで実物を観れませんが、プレタポルテは完成されたデザインの物を実際に観る事が出来ます。
また、オーダーでの1年という期日を待つ事なく、袖丈と股下の補正程度でシーズン内を着て楽しむ事が出来ます。
そして、全ての工程がサルトリア・ソリートの職人の手によって縫われています。
なるべく個体差が出ないよう、同じ職人に縫ってもらうように取り計らってもいます。
オーダーを検討されている方でも、このプレタポルテでサイズが合えば十分楽しんで頂けるよう、何度も試行錯誤しながら出来上がったものです。
ソリートは非常に軽い着心地で有名です。
「羽衣を羽織るような軽さ」などとも言われます。
個人差はあるかもしれませんが、是非一度体感してみてください。
ビスポークの本場である英国・ロンドンにおいても絶大なる人気を誇ります。
それではまた。
檀崎