スーツ生地のご紹介
こんにちは。
本日は、スーツ生地のご紹介です。
因みにですが、先日ご紹介致しましたジャケット生地ですが、下記の生地がお品切れとなりました。
着分生地というのは、本当に一期一会です。また、今回ご注文頂いた生地は秋冬物ですが、季節関係なくタイミングを逃すと二度と手に入らない物も多いです。
ご紹介している生地、または実際にご来店いただいて良いと思った生地は、【迷わずその場でゲット!】がオススメです、、、!
それでは、生地をご紹介して参ります。
最初は、こちらのStandeven【スタンド・イーブン】のマスターピースです。
Standeven MASTER PIECE
SUPER150s WOOL with CASHMERE
Weight. 270g/m
Col.Gray
先ず、名前からStandeven側の自信が伺えます。
スーパー150sの原毛にカシミアをほんの少しだけ混紡しているこちらの生地。
スーパー表記の高い生地に対して、光沢感や柔らかさは良いけど、、、とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、マスタピースは、生地にしっかりとコシがありながら、適度な光沢と柔らかいタッチが共存しております。
打ち込みがしっかりしており、1着のスーツを作るのに42km相当の長さの糸が使用されております。
そして、価格も意外な程、手頃、、、、
このクオリティーと価格のバランスが、この生地がマスターピースたる所以だと思っております。
続いて、Martin&Sonsのフレスコ。
Martin & Sons FRESCO
WOOL 100%
Col.GREIGE
フレスコといえば、春夏の定番生地ですが、この生地の特徴は何と言っても色です。
ほのかにグレーがかったくすんだ色味のベージュ。
このような色目は、バンチを探してもありそうでありません。
耳を見ると取引先と思しき名前が記載されているので、おそらくそちらの企画色だと思われます。
スーツの着分ではございますが、仕立てのディテールによっては、ジャケット、パンツとセパレートでお召しいただける絶妙な色味です。
ベージュ系の色味は、その色合いの出方によって雰囲気がガラッと変わります。
この洗練された色合いを是非、店頭でご覧下さいませ。
最後に今回神戸トランクショーの際に仕入れた生地の中から、1着ご紹介いたします。
HOLLAND&SHERRY VINTAGE
SUPER 100s WOOL with CASHMERE
Col. BLUE GRAY
ピンヘッドの織りとシャークスキンの織りが交互に繋がり大きなストライプ柄の様に見えるようになっております。
このような派手では無いけど少し変わっている生地って良いですよね。そしてカシミヤ混のしっとりとした風合い。
クラシックなものがお好みの方にも十分にご満足頂ける雰囲気がありつつ、洗練された色合いです、
目付は300g前半ぐらいですので、合物としてお楽しみ頂けます。
生地を見るとやはり興奮します!仕立上りのイメージをして、仕立上りを待つ時間というのもオーダーの楽しみかと思います。
是非、この機会に一度生地を見にご来店下さいませ。
Sartoria Sharon【サルトリア・シャロン】のページ内の写真を更新しております。
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萱場
入荷する生地を楽しみに待ちながら、ホールをかがってます
こんにちは。
先日のSartoria Naoiの神戸トランクショーにお越しくださいましたお客様、誠に有難う御座いました。
神戸トランクショーの際に、大阪の生地屋さんに立ち寄り、色々と生地を仕入れて参りました。
今週中にまた、詳しくご説明できると思いますが、私自身、生地が届くのが楽しみでしょうがないので、ちょっとだけでもご覧頂ければと思います。
現行ではない生地には、当たり前かもしれませんが、今では中々ない色味・織の物も多く、その当時の流行や時代性を反映していると思いますが、
そのような過去に想いを馳せつつ、その生地を今の時代性で再解釈し、いかにモダンな雰囲気で仕立てコーディネートするのか、その様な楽しみ方もヴィンテージ生地ならではの楽しみかと思います。
ガチガチの英国調の生地も色味がほんの少し違うだけで懐古的な雰囲気な物と、現代的な雰囲気の物とに別れると思います。
今回セレクトした物は、どれも古臭さがなく、柄物の中でも非常に洗練された雰囲気を感じます。
是非とも御自身で、その色味、肌触りをご体感いただければと思います。
生地が店舗に届き次第、またアップするので楽しみにしていて下さい!
もう一つ、今回はサルトリア・シャロンのボタンホールについてお話しします。
ティアドロップ型の長さも短めで控えめなフラワーホールになっており非常に立体的に仕上げているのが特徴です。
恐縮ながら自分がホールをかがっているのですが、少しだけ細かいお話にお付き合い下さい!
サルトリア・シャロンのホールはより細かく綺麗に見える様に、穴糸という三本撚りの糸を一本だけほどき2本撚りにした糸を使用しています。ボタンホールは基本的に切れ目の周りに芯となる糸などを渡し、その糸を包む様にかがって行きます。芯自体は仕上がった時に見えない方がより綺麗に見えるので、糸が2本撚りで細くなった分、かがる回数も多少増えます。
まとめると、ボタンホール一つとっても意外と手間がかかってますよ!という事をアピールしたくて、多少細かい事をお話しました。
ボタンホールやステッチというものは、その服の見てわかるディテール部分で、細かい部分ですが全体の雰囲気にも影響する部分です。
皆様もお手持ちのスーツのボタンホールと写真のサルトリア・シャロンのホールと比べて見て下さい。
それだけでスーツの見方が一つ変わるかもしれません。
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萱場
時代の節目で
こんにちは。
個人的には令和初のブログ投稿です。
改元にあたって、平成を振り返るテレビ番組などが沢山やっていましたが、人生の9割以上平成を生きてきた自分にとっては全てが懐かしく感じました。
過ぎゆく時代を懐かしみつつ、新しい未来に向かって邁進して行かないとと思っております。
時代が流れれば、廃れる物、新しく栄える物とございますが、今回は、おそらく廃れるであろう物についてご紹介致します。
モヘヤといえば、アンゴラヤギの毛で、繊維が長く、スケールの逆立ちが少なく、中が中空という事で、優れた断熱性、防シワ性、独特の光沢感か特徴としてあげられます。
肌離れがよく涼感のあるモヘヤ混紡生地は、春夏の紳士服地として定着しておりましたが、近年では、牧場のヤギに対する虐待動画が大きな波紋を呼び、大手企業のモヘヤ使用自粛へと繋がり、産業として大きな打撃を受けております。
その影響かはわかりませんが、ヨーロッパの主にモヘヤを紡績していた工場が閉鎖するなど、需要の減少と産業の衰退が進んでおります。
おそらく、この流れが逆転する可能性は低いかと思いますので、モヘヤ混紡生地の品質維持はより困難になり、モヘヤ混の生地の価格の高騰も予想されます。
モヘヤ混の服地は今のうちに、と言った現状がございます。
個人的にモヘヤ混の生地を使用した、軽量ながらパリッとした仕立てはとても品がありとても好きです。
また、今回紹介するモヘヤ混の生地は、マットな風合いで光沢感のバランスもとても良いと感じております。
是非、店頭でご覧下さいませ。
SCABAL KINGSTON BAY
WOOL 90% MOHAIR 10%
Col. CHACOL GRAY
SCABAL KINGSTON BAY
WOOL 90% MOHAIR 10%
Col. BROWN
STANDEVEN MOHAIR AND WOOL
WOOL 75% SUPER KID MOHAIR 25%
COL. BEIGE
TAYLOR & LODGE ICE MOHAIR
WOOL 40% MOHAIR 60%
Col. DARK NAVY
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