JOURNAL ジャーナル

IL mare - Sharon(シャロン)

GIACCONE

みなさんこんにちは。

 

今回は技術的な事を入れながら一つ作品をご紹介したいと思います。

先ずハンドメイドスーツと聞いてみなさんは何を想像するでしょうか。

ミシンを一切使っていないと思う方もいらっしゃると思います。

もちろんミシンを一切使わないで仕立てるサルトもあると思いますが、日本で活躍されているサルトの方達のほとんどがミシンを使い仕立てていると思います。

私もその中の一人です。

ミシンは使っておりますがハンドメイドという言葉に嘘はありません。

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洋服を仕立てて行く中で重要な工程はクセ取りであり、クセ取りこそが職人でなければできない工程の一つだと私は思います。

ミシンで縫った後どうクセを取り立体的にしていくか、どうシルエットを出していくかが職人の腕の見せ所ではないでしょうか。

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手縫いのスーツの特徴でもあります裏地ですが、躾で止めて行く際にゆとりをかなり入れております。

これも表を綺麗に見せる為に必要不可欠な事です。

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上襟も一枚の長方形の布をクセを取りカーブをつけて上からのせる様に形を形成していきます。

 

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私が常に考えている事は、出来るだけ柔らかく、着ているのを忘れるくらい軽く仕立てたいと思っております。

出来る限りお客様のご要望に近づけていき、その中で自分にしか出来ない事、自分にしか作れない物を表現出来ればと思います。

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今回ご紹介した仕立て方は基本的にスミズーラもサルトリアシャロンも変わりません。

一針一針職人が仕立てております。

共に店頭にサンプルがございますので、是非ともご覧にお越し下さいませ。

みなさまのご来店お待ちしております。

 

直井

Shigeaki Naoi / 直井茂明
2001年服飾専門学校卒業後、ペコラ銀座にて佐藤英明氏に師事、その後縫製工場にて水落卓宏氏に師事する。
伊勢丹にて自らのブランド「SHIGEAKI NAOI」を立ち上げる。
2015年にSharonに入社、Su mizuraやSartoria Sharonの商品企画を担当している。

Sartoria Naoi

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