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G.Ingleseジ・イングレーゼ

G.Inglese

1955年、現社長アンジェロ・イングレーゼの父とその二人の兄弟三人は、有名サルトでの修行を終え、昔ながらの過程でスーツとシャツを作り上げるサルトリアを南イタリア・プーリアに開きました。

プーリアは、未だに花嫁衣装やイタリア伝統のキリスト教儀式用の洋服、テーブルクロスやレースをハンドメイドで作る伝統技術が残っている地域。
その職人たちが作り上げるシャツは、エレガントで、プロポーションが良く、そして腕が動かしやすいといった特筆すべき特徴を持っています。特に両腕を前に組む時や車の運転時に背中の部分が引っ張られないため、エラスティックなシャツである事を実感出来ます。それは、サルトリア本来の作り方を今なお継続し、日本人に多い猫背姿勢、いかり肩及び骨格から筋肉のつき方を研究の上、各所の微妙なサイズの調整をしているからです。

また最近ではイタリアでもシャツ地メーカーのVIP(SICTES社等)、政界、大手起業の社長等に口コミで広がり、商業都市の北イタリアから約1000Km離れたアトリエへ毎日途切れることなく注文が入っています。

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G.Inglese

Making of a Shirt – G.Inglese

G.Inglese (ジ・イングレーゼ) シャツの特徴
縫製糸
ボタンホール付けを除く全てハンドで縫われた部分はシルクの糸を利用しております。
襟台付け
着心地及び着用した時に襟元を整えるため、襟はブラシで襟台は、接着芯で仕上げております。
ステッチワーク
脇、袖、襟台廻りその他各所はハンドメイドで、マシンメイドにもおとらぬ几帳面なステッチワークとマシンメイドでは得ることの出来ないエレガンスさを表現しています。
カフ付け
芯地は、フラシ、及びダーツを細かく取っています。
ボタンホール
年季の入った職人仕上げです。
ガゼット
襟の手カンヌキ
本来の強度補強に欠ける為、カンヌキを脇の縫い目上の位置に付けるのは本当に熟練の職人でなければ出来ません。

Sharon Buyer’s Comment

2014春夏シーズンから展開をスタートしたg.inglese(ジ・イングレーゼ)ですが、お付き合いを開始したのは、2013年6月のピッティに始まります。
きっかけは、何時も訪れるサルバトーレピッコロのブースへ向かい、ふと前のブースに目をやると… そこにはg.ingleseのブースが。g.ingleseはピッティ出店ブランドではめずらしい色合いに加え、モダンでファンタジーを感じる商品群であったのを今でも鮮明に覚えています。
また、笑い話ですが、サルバトーレピッコロとg.ingleseはお互いカミチェリアと言う事と、ブースが目の前と言う事もあり、私どもがg.ingleseのブースで商談をしていると、ちょっと睨まれていた…いやかなり睨んでた…事を思い出します(笑)。

ご存知かもしれませんが、最近ではケンブリッジ公ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式で着用したドレスシャツはG.ingleseの物になります。また、イタリアファッションを語る上で外すことのできない、イタリア最大の自動車会社・フィアット社の創始者ジャンニ・アニェッリ氏もこよなく愛したシャツブランドです。(下画像のジャンニ・アニェッリ氏が着用しているカプリシャツは2015年春夏に入荷予定)

g.inglese

・ウイリアム王子とキャサリン妃画像

g.inglese

・ジャンニ・アニェッリ氏

g.inglese

・ジャンニ・アニェッリ氏着用のシャツ

日本人の体型を徹底的に研究、マエストロの熟練技術が生み出す究極のハンドメイドシャツジャケット。

g.ingleseはカミチェリアですから、シャツ作りに関してはずば抜けて優秀です。しかし、2014春夏シーズンで私が最も注目したのは、シャツではなくジャケット類です。
日本のマーケットに根付きそうで根付かないシャツジャケットを、あえてチャレンジしてみました。
何故なら、日本に入って来ているインポートブランドのシャツジャケットは、総じてジャケットと呼ぶには緻密さに欠けており、非常にもったいないアイテムになっていました。着丈のバランス、身幅の太さ、そして一番はアームホールが太すぎるのです。
g.ingleseのシャツジャケットは日本人の体型を徹底的に研究した結果、全てがバランス良く制作されており、芯地のあるジャケットは日本の真夏ではさすがに着用を考えさせられてしまうため、うってつけだと思いました。
そして、g.ingleseの特徴でもある、殆どの行程を手作業で行っている事、シャツジャケットにも関わらず、まるでシャツを着ているかの様なストレスフリーな着心地は間違いなく虜にさせられますよ。

g.inglese

・シンプルな大柄チェックシャツジャケット

g.inglese

・熟練のステッチワークが施されたシャツジャケット

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・シャープなイメージのアームホール

G.ingleseとSharonの新たな取り組み

2014秋冬から少しパターンやデザインを変更し、スーツを作成致しました。
勿論、芯地を入れて少し構築感のある作りにし、しかし軽さと着心地の良さは袖を通して頂けるとご理解頂けるはずです。2014年8月中旬〜下旬にかけてイタリアより届く予定です。
お近くへお越しの際は、進化し続けるg.ingleseのコレクションを是非、ご覧下さい。

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