2015 12月

Think elegant!

進化が止まらない

皆さま、こんにちは。
rm55です。
 
本日のテーマは「進化が止まらない」。
何の「進化が止まらないのか」につきましては、是非とも読み進めて頂ければと思います。
 
さて、今年も残すところ数日となっておりますが、皆様にとってこの1年はどんな1年であったでしょうか!?
 
私自身につきましては、振り返れば公私ともに色々とございましたが、少なくとも私のファッション人生においては、最高の1年であったと断言することができます。
 
それは、私自身の感性、感覚、価値観と言ったものが、シャロンさんとの出会いにより、コペルニクス的な転回を起こしたこと。更に、シャロンさんを訪れるたびに、「驚き」や「感動」と言った、この年齢ではちょっと忘れていた感覚を与え続けて頂けたからです。
 
そういう意味では、これまでのファッション人生において、最も自分の感性や感覚が刺激され、『進化』した1年であったように思います。
 
一方のシャロンさんですが、少なくとも私が今年の1月に訪れた時と現時点、すなわち12月現在を比較しただけでも、その取扱ブランドが大きく「変化」しております。
 
オーナーさんが自らイタリアまで足を運び、豊富な経験と自らの審美眼や選定眼を駆使し、直輸入されるブランドやアイテムが大幅に増えております。それは日本の他のセレクトShopでは取扱っていないものも含めて、相当数にのぼるのではないでしょうか。
 
私たち服好きの期待の、1歩も2歩も先を行くシャロンさん。
そういった意味では、シャロンさんの『進化』も止まることを知りません。
 
私自身の感覚が『進化』しているとしたら、それを上回る速さでシャロンさんもまた『進化』しているのだと思います。
 
こんな1年はなかなかあるものではない、と自分に言い聞かせておりますが、それでもどこかでシャロンさんに期待している自分がおります。(笑)
 
来年も、服が好きな私たちの心を揺さぶるような!?、そんな素敵な出会いをきっとシャロンさんは提供してくれる。
 
そのような期待を胸に、今年はこれにて筆をおきたいと思います。
稚拙な文章ながら、全10回に渡ってお読み頂き、ありがとうございました。
そして、また来年もよろしくお願い申し上げます。
 
それでは皆様、良いお年を。

個人か組織か:後編

皆さま、こんにちは。
本日は、前回からの続きということで、「個人か組織か:後編」をお送り致します。
 
前編では、アートの創作活動における創作体制を取り上げて、独創的で素晴らしいものを生み出すにあたっては、それを全て個人でやろうが、組織でやろうが、あまり関係はなく、どちらも素晴らしい物が生み出せそうだ、と言うことを記述致しました。
 
本日は、その考えをス・ミズーラにあてはめて考えてみます。
 
さて、シャロンさんでご活躍されていらっしゃるス・ミズーラの職人さんと言えば、直井茂明氏。日本でも、一人でスーツの丸縫いが出来る、数少ない職人さんの一人です。
 
私は最初にお一人で全ての工程を作業されていると伺った際、特に気にすることなく、すんなりと受け入れてしまったのですが、実はこれってすごいことですよね!?
 
ビスポークについて私が最初に勉強したのは、スーツ発祥の地として名高い、英国はサヴィル・ロウ。サヴィル・ロウのテーラーは、基本的に分業制、つまり組織でスーツを作り上げているわけです。
 
理由は色々とあると思いますが、英国はもちろん海外の王族、貴族のスーツを大量に誂るとなると、とても個人では対応できません。つまり、生産性の向上の観点から、分業制が必要だったわけです。
 
もちろんナポリを始めとした、イタリアのサルトも分業制が多いと言います。それは、一説には技を盗んで独立されないように、作業を分けているという話もあったりします。また、中にはハウススタイルの型紙(パターン)さえ、頭の中にいれており、形としては残していないサルトも多いそう。
 
英国に比べると、企業としての体制を構えているわけではなく、小規模なサルトが多いことも、そんな用心深さに影響しているのかもしれません。なぜなら、技を盗まれて独立されてしまうと、自らのサルトリアとしての経営への打撃リスクがあるからです。
 
このように、ス・ミズーラ(ビスポーク)の世界を大雑把に見てみますと、ある意味では直井氏のような一人で全ての工程を完結させる、というアプローチの方が珍しいのかもしれません。
 
私は来年こそは、直井氏にス・ミズーラをお願しようと思い、既に相談を始めさせて頂いているのですが、私がお願するスーツは、直井氏個人による仕立てになるのでしょうか。
 
それとも、最近は注文が入りすぎて、ご多忙と伺っておりますので、もしかしたら”組織”としての仕立てになるかもしれませんね。
 
どちらにしても、自身初のス・ミズーラと言うのは胸が高鳴りますっ!
 
個人か組織か、と言うことよりも、その先にある、職人さん(サルト)が生み出すオリジナルなスタイル、という本質に着目して、ス・ミズーラのプロセスを含めてたっぷりと堪能したいと思っております。

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